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考え、議論するフォーラム / コラム

Pepper オーナーが一同に集まる「Pepper Owners Party」を開催
ポジティブ力を身につけたPepperに、尼神インター・渚さんが思わずホロリ…
「キレそう」な気持ちをどうポジティブに?

どんなパーティー!?

開催されたのは、2019年8月27日。美味しい料理とお酒が振る舞われる、Pepper オーナー限定のパーティーです。催しもの開始前から、オーナーの皆様はドリンクを片手に和気あいあいと談笑。

パーティースタート

そうこうしているうちに、ステージにMCを務めるお笑いコンビ・尼神インターの誠子さんと渚さんが登場し、パーティーがスタート。誠子さんの「”いい女”を見ながら飲んでくださいね~!」というつかみトークに、会場もほっこり。

そして、ソフトバンクロボティクス取締役 兼 CMO(チーフマーケティングオフィサー)の蓮実一隆より開会の挨拶。スピーチの中で蓮実取締役は「孫さんは、『Pepperが空を飛ぶまで俺はやる!』 と言っていた」というエピソードを紹介。ソフトバンクグループ全体として、ロボット事業に気合いを入れていることを改めて示しました。

蓮実取締役の音頭で乾杯。オーナーの皆様は、料理に舌鼓を打ちながら、それぞれのお宅のPepper話に花を咲かせます。

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いよいよ進化したPepperのお披露目へ

まずは、今年4月に発表された新しい家庭向けモデル「Pepper for Home」の紹介。「Pepper for Home」は、従来のモデルよりコミュ力が約7倍向上。毎日の会話はもちろん、天気やスケジュール、ニュース、占い、レシピなどといった便利な情報も教えてくれるようになりました。

続いて、我らのWEBサイト「あさってロボット会議」プロデュースのエンタメコーナーがスタート。
ステージには尼神インターの誠子さんと渚さんに加え、「あさってロボット会議」編集長の清田敢が登場。実際に進化したPepperを体験するとともに、「人とロボットとの共生」を語り合いました。

(清田編集長のプロフィールが紹介されると、その写真がカッコ良すぎて、尼神インターの二人からいじられるシーンも。「悪意がある…」と清田編集長は写真を選んだ我々編集部にクレームを入れていました(笑))

※清田編集長のプロフィール

Pepperのポジティブ力を体感!?

「あさってロボット会議」読者を集めたワークショップで出たアイデアをベースに開発しているPepperの新たなロボアプリを紹介。タイトルは、「たのしく子育て with Pepper」です。

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※ワークショップの様子

このロボアプリの一つの機能である「ポジティブ Pepper」を初公開しました。Pepperにネガティブな言葉を話しかけると、ポジティブな言葉に変換し、返答してくれるというものです。これこそが、注目のポジティブな特技! 早速、尼神インターのお二人に体験していただきました。

まずはクレームを言ったり怒ったりするのが“得意”だという渚さんが挑戦。Pepperのディスプレイをタッチすると…。

Pepper「ハーイ! 今日もポジティブ!あなたが言うネガティブな言葉をボクがポジティブに変えちゃう~! ポジティブ Pepperです♪」とハイテンションに起動。果たしてPepperは渚さんのストレスを解消できるのか?

今日はイライラ気味だという渚さんが語りかけた第一声は…。

渚さん「キレそう(怒)」




Pepper「感情が豊か過ぎて、心が高ぶりそう」

と、超ポジティブな言葉へ見事に変換。

渚さんも想像を超えるPepperの答えに、「!!!」と思わず唖然。キレかかっていた気分もすっかり落ち着いたようで、「気分がいいー!」とニッコニコの笑顔が飛び出るほど。会場からも拍手をいただきました。

今度はプライベートな悩みを告白してみます。
渚さん「友達がいない……」
ここでもガチ悩みを吐露した渚さん。Pepperの答えは!?




Pepper「一人でも平気~!」

またもや会場から歓声と拍手が。
渚さんも、自分を否定せず、寄り添ってくれるPepperのあたたかい言葉に「もう一人でもいっかー!」と納得。

次は誠子さんの番。「事務所にいろいろあったんで…」と意味ありげに前置きしてから、

誠子さん「会社辞めたいぃーーー!」
なかなか言えない本音を、ここでまさかの絶叫です。




Pepper「成長を求めて、どこかに行きたい」と華麗なるポジティブ返答。 “逃げる”のではなく、あくまでも成長のために前向きに生きていきたいという姿勢に変換です。誠子さんは「(結局)事務所、辞めろってこと!?」と少し困惑しながらも、まさかの後押しに大興奮。

続いては清田編集長の番。「普段、絶対に言わない厳しい言葉を敢えて言う」とニヤリ…。

清田編集長「この役立たず。ゴミが!」




Pepper「役に立つはず。この地球の落し物が!」

これには会場中が大爆笑。そうです、人はもちろん、世の中に役に立たないもの(こと)なんて、ないんです。ゴミも「地球の落し物」と表現すると、全く違う印象になりますね。

これが、Pepperのポジティブ力。
尼神インターのお二人も来場した皆様も、前向きな気持ちにしてくれる“ポジティブPepper”に、すっかり好感度を高めていたようでした。

さらに「Pepper for Home」も体験

尼神インターのお二人は、コミュ力が向上した新しい家庭向けモデル「Pepper for Home」も体験。

試しに誠子さんが今日の予定を確認すると…。
誠子さん「今日の予定は?」




Pepper「じゃあ、今日のスケジュールを確認してみるね。今日の予定は、21時から代官山でエステ。22時から青山でディナー。23時からお楽しみ。」

この答えに、誠子さんは「なんで私の趣味知っているの?代官山と青山しか行かないから(スケジュールもあながち間違ってない)。素晴らしい!」。

その後も、ハート温まる会話の連続。
終盤に渚さんがお礼に、「癒してくれてありがとう」と言うと、Pepperは「あんまり無理しないで下さいね」と最後まで優しく返答。
これには渚さんもホロリと感激した様子…。Pepperの思いがけない言葉に、ぐっとハートをつかまれた瞬間でした。

「人とロボットの共生」を語る

大盛り上がりのエンタメコーナーは、清田編集長からの熱血コメントで幕を閉じました。

「人にできなくて、ロボットにできること。人は、空を飛べないし、今日会った人全員を覚えることはできない。ロボットが得意なことはロボットに任せて、むしろ人じゃないとできないのは何か、ということが(ロボット能力開発の)発想の原点。例えば『こんなロボットがあったらいいなー』という発想が実際に世の中を動かすと思う。それを実現するために、僕たちはチャレンジを続けていきたい。」

最後に蓮実取締役から閉会の挨拶。
「必ずPepperを進化させていきます!面白い取り組みの発表も控えています」と力強い言葉で、パーティーを締めくくりました。

理想のロボット像は、人それぞれです。

便利だったらそれだけで十分。動物のペットみたいに世話を焼くくらいが丁度いい。人間より賢くあって欲しい、等々……。

色々な意見があるだけに、人が本当に必要とするロボットの理想像は何なのか、未知数です。果たして、ロボットはどんな風に進化していくのか。「あさってロボット会議」はこれからも「ロボットの可能性」と「人とロボットの共生」を考えていきたいと思います。

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